暴落はいつ始まってもおかしくない

Last Updated on 2023年10月22日 by ぷーやん

「現金を持っていても、これからのインフレでますますお金の価値は減ります。株式投資はインフレ対策にも有効で、国民の皆様は貯金しないでどんどん資産運用しましょう」とを煽りまくる新NISA制度。

証券会社も投資初心者の口座の獲得に必死で、あの手この手で何とか自分のところで口座開設をさせようと頑張っている。

嘘のようだが、新NISA口座を開設してお金を預けるだけで、勝手にお金が増えると勘違いしている投資初心者も多いと聞く。

こういう人たちは、インフレの目減り分を株で運用することによって簡単に補えると頑なに信じているので、下手をして運用に失敗すると、インフレの目減りなどよりもはるかに資産を減らすことに全く気がついていない。

そして投資するタイミングが今は悪すぎる。

下のグラフは1987年のブラックマンデーの株価大暴落の直前に、米国債の利回りが急上昇し、その後ダウが22.6%暴落したグラフである。

米国債の金利が5%に達した今の状況は、驚くほど当時のブラックマンデー前夜に似ている。

もう本当に暴落はいつ始まってもおかしくない。

NISAでこれから張り切って株式投資を始めようとしている初心者にとっては何とも最悪のタイミングになるのは間違いないだろう。

悲劇こもごもである。

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