ビットコインは金と並ぶ金融資産になるだろうか

Last Updated on 2020年8月31日 by ぷーやん

ビットコインが最近また急上昇している。

世界中の中央銀行が金融緩和を進める中で、通貨安やインフレ対策にと、金と同じような感覚でビットコインを買っている人が増えている。

第二の金と言われるビットコイン

忍び寄るコロナの恐怖が最高潮に達した3月、ビットコインも50万円を割ったが、結局ここが底値で、以降は怒涛の上昇でついに120万円を突破してきた。

昔からインフレ対策として人気が高いのが金。

金を長期間保有しても金利が付かないので、経済が好調の時は株を持っている方が良いが、今は金融緩和でお金がじゃぶじゃぶの状態で、その副作用としてインフレが懸念される為、金を買う人がどんどん増えている。

一方、今、俄然注目を浴びているのがビットコインで、第二の金という異名を取るまでにもなった。

ビットコインが最近急上昇している理由はいくつかあるようだが、一つはビットコインの「半減期」と呼ばれるもの。

ビットコインは取引に必要な計算をマイナーが行ってくれることにより、その報酬としてビットコインを支払うが、この報酬が半減するタイミングが4年に1度ある。

これが半減期と呼ばれるもので、直近では20年5月だった。

半減期後のビットコインの需給は引き締まるので、一般的には価格が上がりやすいと言われていて、前回の16年の半減期においても、ビットコインは2倍も上昇した。

暗号通貨のビットコインは、金のような現物ではないので、第二の金になると言われても今一つピンとこないが、米国のヘッジファンドでは、暗号通貨をポートフォリオに組み込んでいるところも増えているそうだ。

「うちの店では日本銀行券は扱っていません」という張り紙が

世界中の中央銀行の金融緩和の影響で、お金を空からヘリコプターでばら撒いている状態はいつまでも続くわけでもなく、必ず終わりが来る。

その時、通貨の価値が今と同じである補償は全くなく、我々が愛して止まない「日本銀行券」というお金も、あと5年もしたら、「うちの店では日本銀行券は扱っていません」などという事態になるかもしれない。

現物の金ならまだしも、形のない暗号資産が日本銀行券の代替えになるのかどうかは甚だ疑問ではあるが、もしかしたら、パスワード入ったメモリースティックでお支払いという光景も見られるのだろうか。

もし、今後世界的なネットワーク網が何らかの理由で破壊された場合は、デジタル通貨やビットコインなどの仮想通貨など何の意味もなさないことになる。

そう考えると、銀行から現金で全て引き出し、ツボに金と現金を詰め込み、裏庭に穴を掘って埋めておくのが一番よかったりするのかもしれないなあ。

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