Last Updated on 2023年6月12日 by ぷーやん
わずか月100円の積立で、世界の株へ投資できる時代
貯金が無いので投資を諦めている人や、投資に興味があるがどこから始めたらいいのかさっぱりわからない人へ
そんな投資初心者の方は、もう四の五の言わずに積立投信という金融商品から投資生活をスタートしよう。
昔の投資環境に比べて、今は初心者の方でも安心して始められる金融商品が沢山ある。
それも月100円から積立投資できる時代。本当に良い時代になったと思う。
月100円から世界の株に投資できるという事を知った今、これをやらない手はないだろう。
まずは王道と言われる代表的なインデックス型の積立投信から始めてみよう。
インデックスファンドについて詳しく知りたい方はこちら
王道中の王道と言われる代表的な米国株インデックスファンドを3つご紹介。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
楽天・全米株式インデックス・ファンド
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
もちろんこれ以外にも沢山あり、全部紹介すると恐ろしいくらいの数のファンドになるのでとても紹介しきれないが、この3つを知ってるだけで十分だ。
それぞれの投信で月額100ドルを積み立てた場合のパフォーマンスの検証
積立ファンドを選ぶ場合は、過去にどのくらい利益が出て、どのくらいのリスクがあったのかを事前に把握したいが、証券会社から出る資料は非常に理解しずらい。
わざと他の投信と比較できないように意図的にわかりずらくしていると勘繰りたくなるほどで、自分なりに直ぐに判断できいので、過去のデータを使って独自に分析してみた。
見るポイントは、リスクとリターンの関係。
初心者はどのくらい利益があるのかというリターンばかりに目が行きがちだが、
重要なのはリターンとリスクのバランスで、リターンがリスクの何倍あるかという数字が一つの参考になる。
つまり、
リターンをリスクで割った値が大きければ大きい程良いファンドという判断で、この数字をPRという言葉で表している。
このPRが大きい程、バランスの取れた良いファンドという判断になる。
リスクについては、最大ドローダウンを見ることで、過去どの程度リスクが発生していたのかがわかる。
元本に対する
最大ドローダウンとは、積立金額の元本に対して、運用中に元本割れした最大金額。
残高に対する
最大ドローダウンとは、積立金額+運用益の総額に対して、運用中に減額した最大金額。
ではそれぞれの投信のシュミレーションを見てみよう。
シュミレーション期間:2010年~2021年12月現在
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
米国株のメジャーリーガー級の500社を集めた世界最強のインデックス
パフォーマンス
積立額(ドル) |
13,600 |
購入株(株) |
73 |
総資産(ドル) |
31,936 |
株利益(ドル) |
18,336 |
運用パフォーマンス(リターン) |
134.8% |
元本に対するMDD(最大ドローダウン) |
-13% |
残高に対するMDD(最大ドローダウン) |
-32% |
PR |
4.2 |
楽天・全米株式インデックス・ファンド
上場している全ての米国株を集めたインデックス
パフォーマンス
積立額(ドル) |
13,700 |
購入株(株) |
130.7642413 |
総資産(ドル) |
28,555 |
株利益(ドル) |
14,855 |
パフォーマンス |
108.4% |
元本に対するMDD(最大ドローダウン) |
-14% |
残高に対するMDD(最大ドローダウン) |
-34% |
PR |
3.2 |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
米国株以外の全世界の代表的な銘柄を集めたインデックス
パフォーマンス
積立額(ドル) |
13,700 |
購入株(株) |
221.3506493 |
総資産(ドル) |
22,031 |
株利益(ドル) |
8,331 |
パフォーマンス |
60.8% |
元本に対するMDD(最大ドローダウン) |
-17% |
残高に対するMDD(最大ドローダウン) |
-33% |
PR |
1.9 |
それではこの3つの投信のPRを比較してみよう。
こうしてPRを比較すると一目瞭然。
PRが「4.2」と一番大きな数字の
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が、この3つの中でもベストだということが分かった。
損益グラフだけ見る限り、どの投信がベストなのかを判断することは難しいが、我々はPRを見れば、リスクとリターンのバランスに優れた投信を一発で見抜くことができる。
極めて簡単な方法だが、証券会社の投信の資料にはこうしたPRのような単純明快な数字の表記がなく、よくわからない表現の数字の羅列があるだけで、僕が見ても星の数ほどあるファンドから良いものを選び出すのは至難の業だ。
やはり自分でちゃんと分析することが極めて重要なことだということを再認識した。
又、上記の2つは米国株インデックスファンドだが、残念ながら日本株インデックスファンドはお勧めしない。
理由は日本株インデックスに比べて、圧倒的に米国株インデックスの方がパフォーマンスが優れているからだ。
日本株インデックスは草野球選手とプロの選手が入り混じった不思議なインデックスで、米国株インデックスの代表であるS&P500はメジャーリーガー級の銘柄が組み込まれている世界最強のインデックスだ。
積立投信をするなら迷わずに米国株インデックスファンドにしよう。
口座開設から積立を開始するまでの手順
初めて証券会社に口座を開いて積立投信する人は、以下の手順でやれば簡単にできるので、是非チャレンジしてみよう。
楽天証券に口座開設する
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口座開設できたら、申し込みたい投信を選ぶ。
ここでは米国株のメジャーリーガー級の500社を集めた世界最強のインデックスである
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を例にとって説明する。

初めての人は非課税枠が使えるつみたてNISAを利用するといいだろう。つみたてNISAから「積立注文」を選択しよう。
つみたてNISAについて詳しくはこちら
「積立注文」を押すと引き落とし口座と積立指定日を選択する画面に代わる。
楽天カードを持っている人なら、クレジット決済するとポイントが付加されるのでお得だ。
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あとは積立指定日と積立金を入力すれば終了。
100円から積立できるので、気軽に申し込みしてみよう。
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さあ、これであなたもめでたく投資家への第一歩を踏み出したわけだ。
今までNHKで流れる「今日の株と為替は・・・・」というフレーズも、今までは聞き流していたが、これからは自然と耳に残るようになり、経済について敏感になってくるだろう。
月にわずか100円の投資でも、立派に世界経済にコミットしている自分を誇らしく感じるかもしれない。
投資は経済にコミットする手っ取り早い方法なのだ。
楽天証券では月にわずか100円から積立投信に投資できるので、まずは気軽に口座開設してみよう
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その後、徐々に相場に慣れて行けば、少しづつ積立金額を上げるも良し、もう少し積極的な運用を考えるも良しだ。
もう少しリスクを取ってもいいので積極的な積立投資をしたい人は、ハイテク銘柄が多いナスダック100指数がお勧め

ナスダック100指数とは米国のNASDAQ100指数の値動きに連動する米国インデックスのことで、インベスコという運用会社が運用し、投資家に大変人気がある投信だ。
人気の理由は、NASDAQ100は、アップル、マイクロソフト、アマゾン、アルファベット(google)、テスラなど、いわゆる大型ハイテク株が上位を占めており、
ナスダック100指数に投資することでこれら大型ハイテク株に分散して投資することが可能となる。
例えばS&P500指数でももちろんGAFAMが最上位に組み入れられているが、ITセクターの比率はS&P500が25%強であるのに対し、
NASDAQ100は50%強とさらに高く、より成長産業への組み入れ率が高い指数と言える。
ナスダック100指数について詳しくはこちら
他方で、換言すれば
NASDAQ100は大型ハイテク銘柄に支配されているので、これらの値動きや見通しに最大限の注意が必要とも言える。
下のグラフは、王道の投信である「S&P500インデックス」と、「NASDAQ100」を比較したグラフで、NASDAQ100の方がより高いパフォーマンスを出しているのがわかるだろう。
ただしNASDAQ100の方が下落するリスクも大きいので、リスクをきちんと許容できるなら、NASDAQ100を選択するのもアリだ。

月に100ドル積立した場合のシュミレーション
2010年~2021年12月現在
↓

パフォーマンス
積立額 |
13,600 |
購入株 |
129.8601135 |
資産残高 |
51,665 |
利益 |
38,065 |
パフォーマンス |
279.9% |
元本に対するDD |
-8% |
残高に対するDD |
-27% |
PR |
10.2 |
さすがにハイテクばかりを集めた投信は破壊力が凄まじい。
利益幅も先に紹介した3つの投信を軽く上回っている。
ではリスクとリターンのバランスであるPRを比較してみよう。
PRも10.2と他を圧倒している。
ここまで見ると明らかに
NASDAQ100が素晴らしいが、米国市場が軟調になり下落トレンドが始まると、ハイテク系の銘柄の下落率は他の銘柄よりも大きくなる可能性もある。
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