銀行はお互いに株を持ち合っているので、そこから得られる配当金収入を加えると、全行黒字になるというマジックがある。つまり経営努力しなくても濡れ手の商売なのだ。

Last Updated on 2021年9月17日 by ぷーやん

バブルが崩壊し、リーマンショックで金融危機が発生しても、何ら影響を受けることなく一貫して数を維持してきた地方銀行。

経営努力しなくても濡れ手に泡の地方銀行の稼ぎ方

自民党総裁選に立候補した菅さんが、「地方の銀行は多すぎる」と発言したのをきっかけに株式市場で地銀株が大幅に上昇し、福島銀行はなんと66%も爆上げした。

福島銀行はSBIが提供している銀行の一つで、SBIの北尾さんの憎たらしい高笑いが聞こえてくる・・

まあ、地方の銀行は誰が見ても多すぎると思うし、同じ県に2~3行もあるところなどザラにあるから、銀行の再編は待ったなしの状態。

日銀のマイナス金利政策で、銀行は預金を貸し出しに回し稼ぐビジネスモデルは崩壊。しかし当の地銀は再編などしたくないのが本音で、再編する必要性など微塵も感じていない。

昨年の決算では、本業の利息収入から営業経費を引いたものは、ほとんどの銀行が赤字だという。当然このままでは銀行の未来は真っ暗だ。

しかし銀行は、お互いに株を持ち合っているので、そこから得られる配当金収入を加えると、全行黒字になるというマジックがある。

仮に持ち合い株が上昇し、困ったときに売れば儲かるし、安定した配当金収入もあるので、銀行の商売というのは、はっきりって何もしなくても儲かるという王様商売なのである。

しかし今までの殿様商売はいよいよ終焉を迎えることになる。

今後は、日銀のマイナス金利の影響がボディーブローのように効いてくるので、もう単独で生き残るのは無理だろう。国もそれを後押しするのは目に見えている。

人の少ない田舎でも複数行がひしめく現状は、競争原理からみたら実に異様な光景に見える。

地方銀行の首切りがいよいよ本格的になってくる。

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