【株式投資】「巣ごもり指数」なるものを運用に使い始めた運用会社

Last Updated on 2022年1月30日 by ぷーやん

今、運用会社では「巣ごもり指数」というものを独自開発し、運用に使い始めたらしい。

コロナ禍で家にずっといる人が圧倒的に増えて、経済環境が大きく変わってきているのは誰もが知るところ。

大きく株価を上げている企業を見渡すと、圧倒的にテック企業が多く、従来の経済環境から抜け出せない企業の株は以前ぱっとしない状況が続いている。

運用会社は、オルタナティブデータと言うものを必死で開発している。

オルタナティブデータとは、政府の経済統計や企業の決算など公表されるデータでなく、SNSやスマホのGPS情報などデジタル環境から生み出される新しいデータのこと。

これらのデータを上手く使うことで、例えば世の中の人がどれだけ家に籠っているのかを分析し、「巣ごもり指数」というものを開発し運用に役立てるのである。

例えば巣ごもり指数が低下すると、人出が活発になることを示すので、鉄道株などの株価が上昇すると予想する。

実際に三井トラストは、巣ごもり指数の低下により、富士急の株を買い、その後富士急の株は6割上昇したという。

まあ偶然の要素も大きいと思うが、巣ごもり指数が大当たりという訳である。

巣ごもり指数などのオルタナティブデータの活用は欧米が進んでいて、日本とは比較にならないくらい運用会社の間で広まっている。

クレジットカードの利用状況で売れている商品やサービスを分析したり、衛星写真のデータを使い、スーパーマーケットの駐車場の車の数を測定して、お店の売り上げ予測をしたりしている。

こうした生データはそのままでは使えないので、高度な分析が必要になるが、こうしたデータサイエンティストという専門家が日本ではほとんどおらず、運用に応用できる国内の運用会社はほとんど無いのが実情だ。

欧米のファンドは、ファンドマネージャーよりもデータ解析の専門家の方が給料が高く、運用の主役は相場の空気を神業で感じ取る経験豊富な人間から、相場感など全く持ち合わせていない数字だけを扱う人間へと移っている。

こういう今の状況を的確に表しているオルタナティブデータを収集して分析することができれば、相場で儲ける事ができるのである。

これからは、オルタナティブデータを売る会社の株がどーんと上がりそうな気もするので探してみるのも面白いかもしれないね。

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