相場は僕のATM!?

競馬の神様でも大金持ちにはなれなかった

昔、競馬の神様と呼ばれていた大川慶次郎という男がいた。

過去の4度のパーフェクト予想を達成し、競馬ファンから見たら神と崇められて、競馬の世界ではあまりにも有名な人物である。

実家が競走馬の牧場を経営していたことから、幼少期より馬に愛着を持ち、父の後を継いでいくことを志したが、太平洋戦争終結後に行われた農地改革の影響で大平牧場は人手に渡ることとなり、儚くも実現しなかった。

慶應義塾大学を卒業し、現在の王子ホールディングスに就職するが、サラリーマン生活は性に合わず、考えるのは競馬のことばかり。

毎週土曜日になると営業に出るふりをして会社の裏にある場外馬券売り場に馬券を買いに行ったという。

この男を一躍有名にしたのが、前述のパーフェクト予想である。

パーフェクト予想とは、その日の第一レースから第11レースまで、すべて勝ち馬を当てることである。

1度だけでも神がかっているのに、なんとこの男はこのパーフェクト予想を通算4度も達成したのである。

これほど馬に対する目利きが神レベルであるなら、きっと競馬で大金持ちになっていると誰もが思いきや、自分では小さな勝負しかせずにあくまでも予想屋に徹したというのを知って驚いた。

第一回目のパーフェクトの時は、1レースに200円ずつ買っていたら400万円以上になる計算だったが、いざ自分で買おうとすると当たらない気がして、怖くて自分では買えなかったそうである。

結局、その日儲かったのは、10万円だけだったそうだ。

競馬の神様と異名を持つ男としては、なんともトホホな結果である。

この話は、相場で言えばアナリストと投資家の関係に似ている。

コメントするだけなら猿でも言えるが、実行するには胆力と自信が必要である。

アナリストやストラテジストの言うことを全部否定するわけでは無いが、当たるか当たらないかは別として、その人たちが自分でも相場で勝負しているのなら、聞く価値はあると思う。

自分のお金を賭けて勝負していない人の言うことなら、どんなに立派なことを言おうが、聞く価値は全くないと思っている。

自分のお金を掛けて勝負する人は、何かしらの決意をもってポジションを持っているのであり、いろいろな情報収集をした上で最終決定しているはずである。

少なくとも、自分の身銭を切ることもなく、ただ思い付きや受け売りでペラペラと話ししている連中とは、話の中にある魂が全く違うのである。

競馬の神様も、残念ながら自分で身銭を切って勝負できるだけの胆力を持ち合わせていなかったのは残念でならない。

折角、人並外れた分析力を持っていたのに・・・

相場でも検証ばかりして、勝負をしない人は沢山いるが、競馬と同じで予想がいくら当たっても、財布にお金が入らないことには結局何の意味もなさないという当たり前の事を、競馬の神様は教えてくれている。

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