相場は僕のATM!?

日本初の10兆円大学ファンドは大丈夫か?

国が公金を使って運用する大学ファンドがいよいよ今年からスタートする。

運用規模は10兆円で、運用利回りは3%を目指すという

最初は5,000億円、次に4兆円を元本に充て、最終的に10兆円まで増やす予定だ。

エライ人達が集まって運用方針を決め、ファンドは科学技術振興機構というところが管理するというが、金融の事など理解していない人ばかりなので、最高投資責任者を外部の金融機関から招くという。

米国のハーバード大学などの有名大学は、エンダウメントといって、卒業生からの多額の寄付を運用原資に充てており、未公開株などリスクのあるものに思い切って投資できるので、年率10%以上も稼いでいる。

しかし日本の大学には、悲しいかなアメリカのように多額の寄付をする卒業生はほとんどいない。

ソフトバンクの孫さんはアメリカのUCバークレー卒だし、ユニクロの柳井さんは早稲田卒だけど多額の寄付をしたという話は聞いたことがないし、日本電産の永守さんに至っては、もともと日本の大学などクソの役にも立たないと言って自分で大学を作ったくらいである。

そのような理由から、日本の大学ファンドは、卒業生からの多額の寄付金ではなく、あくまでも公金で大学ファンドが設立されることになった。

それにしてもこの世界的な低金利環境において、本当に3%の利回りを確保できるのだろうか?という素直な疑問が浮かぶ。

年利3%を目標にするとなると、債券などリスクは低いがシミのような利回りしかないものではダメで、株式などへ積極的にリスクを取った運用が必要になる。

しかし国がやるファンドは以前にも農林漁業成長産業化支援機構という、何かよくわからない団体が運用の失敗で巨額の損失を出したばかりである。

しかも当然、誰も運用失敗の責任など取らないというおまけつき。

この大学ファンドも恐らくまた同じことをやらかすような気がしてならない。

いや、きっとやらかすだろうな。

このお金は結局我々の税金なんだけど、勝手に飛ばされてあとは知らん顔。

先に運用の予算だけ立てて、肝心の運用モデルは後から考えるというその思考が理解できない。

ゴールデンウィーク中に、電車の本数を減らせば利用者も減るだろうとアホ丸出しの愚策の結果、本数が減った分、超過密になるという本末転倒の結果を見てもわかるように、もはや国がやることは謎めいた事ばかりである。

大学ファンドも謎の運用にならないことを祈る・・・

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