Last Updated on 2022年1月30日 by ぷーやん

FOMC が2022年度に前倒しで金利を3回上げることを決定し、ますます日米の金利差が拡大しそうだ。
日銀は国が発行する国債の半分以上抱えているので、金利が1ミリでも上がると途端に債務超過になる恐れがあると言われている。
そのため、これから強烈なインフレ訪れても日銀は金利を上げる手段を持たず、ただ指をくわえて物価がガンガンと上がるのを見ているだけの状態になりうる。
これからはとてつもなく恐ろしい時代になるかもしれない・・・
もしかしたら真剣に我々は日本円を資産として放棄し、代わりにドルを持つことを考えるべきなのか。
今ドル円相場は115円程度だが、これから金利差が広がるとドル円は150円になり、ついには200円を突破し、最後には円が紙くずになるという最悪のシナリオも考えられる。
僕が作った 為替のモデルで過去の値動きをシュミレーションしてみると、ショートポジションよりもロングポジションの方が利益が多かった。
このモデルはドテンタイプで、買いと売りを繰り返してホールドするタイプだが、買いポジションの方が売りポジションよりも利益が大きいと言うことは、買いポジションの方がホールド期間が長いということを表している。
つまり過去の値動きにおいては、円安トレンドの期間の方が円高トレンドよりも長く、かつ値動きも大きいということになる。
ファンダメンタルズ的に見ても、今後は日米金利差の拡大という絶対的な指標があるので、このモデルを使って買いサインのみエントリーすることも十分有効な手段のように思う。
下のグラフはドル円のレート(オレンジ)とモデルの損益グラフの比較である
↓

このモデルが将来にわたって有効かどうかはわからないが、少なくともドル円のロング方向に立てるポジションであればそんなに大きくモデルと乖離することは無いかなと思っている。
他の通貨も見てみよう。
ブラジルではアメリカが金利を上げるのに対抗して、こちらも金利をガンガン上げている。
その結果、ついにブラジルのレアルの金利は10%近くまでになった。
ドル円と同じようにブラジル・レアルの通貨を同じモデルに当てはめてみるとこんな感じになる

レアル相場は円に対して一貫して右肩下がりだが、モデル損益の方はドル円とは逆に、売りポジションの方が圧倒的に利益が多い状態になってる。
金利が10%近いというブラジルレアルは、高金利通貨としてまた人気が出るのだろうか?
しかしトルコ・リラで痛い目にあった人達はもう高金利通貨には懲り懲りかもしれない。
ただこれからの相場として、アメリカの金利が上がるに従って、世界のお金は益々米国に集まり、新興国の通貨はさらに下がっていくことは容易に想像できる。
日本円だけではなくて、米ドル以外のすべての通貨が同じように安くなるという運命がやってくる。
やはり持つべきものは米ドルなのか・・
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