相場における努力と成果の関係

Last Updated on 2022年8月9日 by ぷーやん


人間努力すれば報われる・・

一般に言われていることで誰も疑いの予知はないと思うが、前提として「正しい努力をすれば」というのが一番のポイントになる。

とくに相場に関しては、どのようなアプローチをすれば儲けることができるのか謎の部分が多く、いくら努力してもその方向性が間違っていると莫大な労力と時間をドブに捨てることになる。

検証においては、一つのエッジを見つけることは本当に気の遠くなるような単純作業の繰り返しだ。

突然に新しいアイデアがまったく違う思考から生まれるということはほとんどなく、既存のアイデアを偶然組み合わせたことにより化学反応が起こり、新しいエッジを発見することが結構多い。

下のグラフは、努力と成果の関係を表したものだが、「努力するば報われる」とするのが青いライン。

努力した分、成果も増える。

ところが、最初は正しい努力をしていても、途中で道を踏み外してしまうと、自分では努力と思って頑張っていたことが、実はマイナスの成果を引き起こすことになっているケースがある。(オレンジ)

実はオレンジのような努力をしている人は結構僕の周りにもいて、最初は良かったんだけど、途中からどんどん違う方向へ行ってしまい、成長するどころか逆に悪くなっていく。

これではダメだと、更に間違った努力を続けた結果、負のスパイラルに陥り最後はドツボにハマるというパターンだ。

僕も相場の検証でずいぶんとオレンジ曲線のような努力をしてきた。

おそらく相場が長い人は、誰でもオレンジ曲線を経験しているはずである。

「因果の法則」というのがあるが、相場においては「因果の法則」を見つけるのは至難の業である。

「これは行ける!」と思っても、大抵の場合は「偶然の相関」であることが多く、因果関係が本当にあるのかどうかを簡単には確認できないのだ。

相場における「因果の法則」を確認する唯一の方法は、長期の検証とシンプルなロジックに尽きると思う。

ただこれとて、いつまで賞味期限があるのかは誰にもわからない。

株式投資は、優秀な会社を見つけて長期保有するというのが、今までの経験則で一番説得力のある言葉ではあるが、時間軸の取り方によっては、これも誰もが同じ成果になるというものではない。

株を買うタイミングによっては、幸運なことにたまたま安値で拾えたり、たまたま高値掴みをすることがある。

これもたまたま、偶然によるものでしかない。

安値で拾えた人は3か月で利益になるが、高値を掴んだ人は、利益になるのは5年後かもしれない。

それでも優秀な会社であれば長期保有をすればみんな儲かるはずだと、長い株式相場の歴史をみれば、こうした経験則が説得力を持つ。

相場の因果の法則とは永遠のテーマなのだろう。


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