Last Updated on 2023年4月12日 by ぷーやん
なぜ東大の講堂が安田講堂と呼ばれるか知らなかった。
その後、安田善次郎という安田財閥の創業者が寄付した講堂だということを知り興味を持った。
安田財閥は現在のみずほ銀行をメインとした芙蓉グループの前身で、商社から、金融、損保、食品、建設などに進出し、現在も「安田」という名前のがついている企業は多い。
そして見るからに胡散臭そうなタイトル「儲けすぎた男」という本が面白かった。
幕政時代の富山藩に生まれ育ち、裸一貫から財閥をつくった男、安田善次郎の生涯を描いた小説だ。
中でもこの男の最大の転換期は、一世一代の大勝負をして、太政官札の買い占めで大きく財産を増やしたことであろう。
太政官札とは、日本で初めて発行された紙幣だ。
それまでは主に金や銀などの貨幣がお金として扱われていたが、それらの代わりに紙のお金である「紙幣」を流通させようとした当時は、もちろん誰も紙のお金など信用しない。
安田善次郎は、必ず紙のお金が貨幣に代わって流通することを確信し、紙のお金である「太政官札」を買い占めて行った。
当時は、「銀」や「金」を鋳造した物こそがお金であり、紙キレを買っている安田善次郎は頭のおかしい奴だったのだ。
「太政官札」については10年以上前にブログで記事にしたことがある。
ペーパー・マネーを通貨として採用したいまの通貨制度が行き詰まる
その後本両替商になり、司法省の公金を一手に引き受け日本一の銀行家へと登りつめることになる。
善次郎が東大の大講堂の建設に寄付した百万円という金額は、当時の白米の小売り価格から類推すると、約四億円に値する大金だった。
「儲けすぎた男」お勧めです。
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