Last Updated on 2023年4月27日 by ぷーやん

以前として閑散としたマーケットが続いている。
株式相場の先行きはあまり良くないという予想が圧倒的だが、その割には相場は売りは続かず、かと言って買いも続かず、閑散としている。
日経平均株価の1か月先の値動きを予想する日経IVも、今年に入り節目の20ポイントを割り込んだ状態が続いている。
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昨年の2022年は、日経IVが節目の20ポイントを割り込んだところで、ボラティティは反発し、相場は常に値動きが大きい状態が続いていた。
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米地銀のファースト・リパブリック銀行から莫大な預金が流出し、株価は50%も下落したというニュースが流れ、金融不安が一気に高まりマーケットは暴落するのかと思われたが、意外とマーケットは大きな下落もなく落ち着いているのが何とも不思議。
何かのきっかけでこれから大きく相場が動くことを、今か今かと待っているところだが、一方でこの閑散相場がいつまで続くのかとイライラも募る。
トレンドフォローのスイングモデルにおいて、ボラティリティの高かった2022年と、ボラティリティの低い2023年の損益を比較してみた。
2022年
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2023年
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今年2023年は4月現在で低いボラティティの影響を大きく受け、パフォーマンスが大きく低下していることがわかる。
全ての問題はボラティリティである。
しかしこればかりは相場に聞くしかなく、全ては相場次第という何とも身もふたもない話になってしまうが、低いボラティリティが今後続いても、それなりのパフォーマンスを上げる必要が出て来る。
ボラティリティの低い時にいちばん厄介なのが、日足ベースで上下に長いヒゲが連続するパターンで、上下の長いヒゲの
中でエントリーしてしまい、結果的に騙しのサインになってしまうことである。
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今年の2月-3月にかけて長いヒゲが連続して出現するパターンが現れ、騙しのエントリーが多発した。
スイングモデルは、ポジションの保有時間が24時間なので、日足ベースでこのようなパターンが連続すると損失が大きくなる。
そこでもう少し時間軸の長いマーケットのトレンドに乗り、ロングとショートポジションを入れ替えて常に相場に対してポジションを取る、いわゆるドテンタイプのモデルを考えてみた。
今年2023年の低ボラティリティの相場でも、なかなか好調のように見える。
青がドテンモデルで、オレンジは現在のスイングモデル。
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ちなみにボラティリティの高かった2022年の比較でも、同様にうまく行っているようだ。
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ロングをショートを繰り返すドテンモデルなので、リスク許容度を少し広げる必要があるが、目先の値動きに翻弄されることなく、大きな流れの中でうまくポジションをコントロールできている感じがする。
まだ直近の期間を検証しただけで、過去の長期間の値動きはまだ確認していないので、この辺りを更に検証してみることにする。
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