Last Updated on 2024年5月4日 by ぷーやん
円安のトレンドがなかなか止まらず、ますます通貨の価値が失われていく我が国の通貨。
国債発行額の半分以上を日銀が持ち、 対GDP 比の債務が250%以上という世界でも異例の危機的財務状況である日本では、これからハイパーインフレが間違いなくやってくると考えている人が徐々に増えてきている。
世界で過去に最大のハイパーインフレ起こした国はハンガリーだ。
ハンガリーのハイパーインフレは1945年から1946年にかけて起こり、歴史に残る経済的大混乱として語り継がれている。
この時期、ハンガリーはまるで経済の法則が逆転したかのような状態に見舞われた。
想像してみよう。朝、一個のパンを買うのに数千ペンゲ(ハンガリーの通貨単位)が必要だったのが、昼にはその価格が数万ペンゲに跳ね上がり、夕方には数百万ペンゲになるという状況を・・・
人々は財布ではなく、バスケットや手提げ袋にお金を詰めて買い物に行った。お金の価値が急速に失われるため、受け取った瞬間に使うことが生活の常識となったのである。
この経済状況の中で、ハンガリー政府は額面が天文学的数字に達する紙幣を次々と発行した。
最終的には、額面が「1垓ペンゲ」という、ほとんど想像もつかないような紙幣が登場することになる。この時発行された紙幣は、その額面の大きさからもインフレの異常さを如実に物語っている。
経済がこのような極端な状態にあると、日常生活にも深刻な影響が及ぶ。
物々交換が再び普及し、人々はサービスや物資を直接交換することで生活を支えた。通貨経済の基本が機能しない中で、地域社会や家族の結びつきが強まるという、予期せぬ副産物も生まれた。
1946年に新通貨「フォリント」が導入され、ハンガリーはハイパーインフレからの脱却を果たすが、その過程で見せた人々の創意工夫と困難に対する耐性は、今日においても多くの人に感銘を与える物語となっている。
この時代を通じて、ハンガリーの国民は困難を乗り越える強さと、経済の基本に対する新たな理解を深めたのだ。
当時のハンガリーの高額紙幣は、日銀の博物館で見ることができるので、興味のある方は一度見学に行ってみてはいかがだろうか
日銀貨幣博物館
収集家の間では、歴史的な価値があるようでとても人気があるらしい
超レア! ハンガリー(2) ◆◆ 1 Milliard Billion Pengo(10億兆=10垓ペンゴ)P137 1946 ◆◆ハイパーインフレ 超高額紙幣
PS
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