Last Updated on 2020年4月13日 by ぷーやん
長期投資のお勧めとして米国のETFがある。
長期間に渡りずっと右肩上がりのチャートを見て安心して購入する人は多い
これから米国ETFを買おうとしている人はどのタイミングで買えばいい?
日本株のETFは怖くて買えないが、今後も成長が見込まれる米国株ETFなら買ってもいいというか、これしか選択肢がないというのが現状だろう。
日本の証券会社でも手軽に買えるので、アフターコロナを視野に入れて、今から仕込み時期を考えるのも悪くない。
中でも花形の情報・ITセクターのETFであるVGTなんかは、好調な他のETFより更に高いパフォーマンスで他を圧倒していたが、コロナ相場にはやはり勝てず、現在絶賛ドローダウン中である。
2007年~2020年4月現在
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好調だった米国ETFを買っている人も、コロナ相場の暴落に我慢できずに株を損切したり、システムトレードを中止したりする人は多いようだ。
逆に今まで運用をしたことのない人達の証券会社の口座開設が急増しているというから、今後はもはや資産運用のスキルがないと食べていけないと感じている人が増えたのだろうか?それともテレワークが増えて、家でFXでもやろうとしているのだろうか?
日経のHVがとんでもなく高い水準にあった3月中旬以降よりは、今はだいぶ相場もおとなしくなってきたようで、そろそろ運用を再開しようかなと思い始める頃かもしれない。
相場はそろそろ底を打つのか?、果たしてまだ2番底、三番底が来るのか?
日経平均株価はリーマンショックのドローダウンから回復するに8年かかった
神のみぞ知る未来であるが、過去の暴落の時期にどのように株価が回復していったのかを知ることで、今のコロナ相場からアフターコロナに向けての再スタートのタイミングの参考になるかもしれない。
前述の米国ETFのVGTを例にとり、過去どの程度ドローダウンが続いていたのかを見てみよう。
2007年~2020年4月現在
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リーマンショックの前年にあたる2007年~のドローダウンの期間を表したグラフである。とんでもなくとんがっている箇所が2008年に始まったリーマンショックだ。
リーマンショックは2008年だが、実は前年の2007年11月からそれまで好調だった米国株のドローダウンは始まっていた。
その後2008年の本格的なリーマンショックを経て、暴落前の相場に戻ったのは、2011年1月18日で期間は実に808営業日を要している。
つまりリーマンショックの暴落が元の水準に戻るまでに3年以上の歳月が掛かったのである。
そして日経平均株価を見ると更に回復は遅れ、米国より早い2007年7月から相場が下落を始め、暴落前の水準に株価が戻ったのは2015年2月で、なんと1864営業日、8年余りも費やしているのである。
1990年~2020年4月現在
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リーマンショックから相場が立ち直るのに8年も掛かっていたとは驚きだったが、それを考えると今のコロナ相場が終息し、元の水準に戻るまでに一体どのくらいの期間かかるのか、考えただけでも気が遠くなりそうである。
コロナ相場で落ち込んいるときの再スタートのタイミングを研究する
もし今のコロナ相場が回復するまで8年もかかるとしたら、その間の運用は諦めてしまうか、どこかで反転の兆しがうかがえるタイミングを見計らうかしかない。
相場が反転するタイミングなど普通に考えたらわかるわけないが、株価の下落が止まってから、どのタイミングで株価が回復に向かい始めたのかを、過去の値動きを検証することである程度予想はできるはずである。
米国VGTというETFで検証すると、2007年以降、株価が落ち込むドローダウンといわれる期間は、175回あった。
最長のドローダウン期間はリーマンショック時の808営業日で、下落幅は54.8%
過去に発生したドローダウンの平均期間は17営業日であった。
これらのデータをもとに、株価が下落して大底を打ってから反転するタイミングを最適化し、そのタイミングで取引するシュミレーションをしてみた。
このグラフの損益は、暴落が始まって、それまで続けていた運用を辞めるタイミングではなく、普段は運用を見送り、株価が下落して反転するタイミングで運用を始めた場合のグラフだ。
株価の下落はいつ起こるのか予想できないので、株価が下落して反転するタイミングでポジションを持ち、ドローダウンが回復して、株価が元の値段に戻れば決済する。
つまり超短期の押し目買いを最適なタイミングで行い、短期保有でポジションを手仕舞いするやり方だ。
グラフを見てわかるように、ずっと保有を続けるよりも、押し目買いのタイミングで株を買い、株価が元の値段に戻った所で決済を繰り返した方が、リーマンショックやコロナショックのような大きな下落に巻き込まれる事なく、安定して利益が積み上がっているのがわかる。
そしてコロナ相場の現時点では、株を保有し続けた場合と比べても、短期保有の損益はほぼ同じ水準である。
米国ETFのような基本的に右肩上がりの金融商品や、エッジのあるシステムトレードにおいては、今回開発したこの「どん底当てツール」は大変役に立つ。
相場がどん底の時に頼りになる魔法のランプである。
今、新たにセミナーお申し込みの方にこの「どん底当てツール」を無料プレゼント中です。
運用こそサステナビリティ(持続可能)が求められている
コロナ相場が終わっても、新たな●●ショックは必ずやってくる。
リーマンショックは100年に一度の確率と言われたが、10年後にコロナ相場がやってきた。
今回のコロナ相場は誰がどうやって計算したのか知らないが、発生確率は1600億年分の1だと日経新聞に書いていた。
でもまた数年後に更にスゴイ●●ショック来るんだろうな・・
相場に流れ込んでいるお金も今までとは半端ない金額だし、日銀が東証銘柄の大株主になっているし、相場はもはや以前とは構造そのものが変わりつつある。
株をヘッジするのに債券や金といった伝統的資産が機能しなくなり、今後は本当に運用方法を抜本的に変える必要があると感じている。
株のロングショート戦略やVIXヘッジなどもその一環であるが、如何に危険な相場から身を守りながら利益を出す運用方法は極めて重要だ。
そんなに相場が危険ならいっそのこと関わらないのが一番いいのだが、相場以外に効率的にお金を稼げる手段があればね・・
今日も、「相場は僕のATM!?」に来てくれてありがとうございます。
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