Last Updated on 2020年5月30日 by ぷーやん
ようやく緊急事態宣言が解除される見込みになったようだが、先行きを考えると楽観的とは程遠い現実がある。
コロナは相場の価格形成を滅茶苦茶にしている
経済の教科書では株価は経済状況を反映し、景気が良ければ株は上がるし、景気が悪ければ株は下がる。
しかし今、株式市場ではこれと真逆の事が起こっている。
経済の先行きが不安なのに株価がどんどん上がるという摩訶不思議な幻想がアメリカでも日本でも起こっている。
金相場では、現物と先物価格が大きく乖離し、同じ金なのに値段が大きく違うというありえないことが起こっている。
コロナで飛行機が飛べなくなり金相場が大変なことになっているらしい
コロナで株などのリスク資産を売り、投資家は安全資産の金へ群がった。
当然金の値段は上がるが、この時NYの先物市場とロンドンの現物市場では同じ金なのに値段が大きく乖離した。
市場で同じ商品が違う価格で取引された場合、裁定取引により両者の価格差は無くなるのが普通だ。
NYの金が上がれば、ロンドンの安い金を買ってNYで売ればノーリスクで簡単に儲かる。
しかしコロナの影響で世界中で輸送がストップしたので、ロンドンで安い金を買ってもNYへ持ち込んで売ることができないために、同じ金でも価格が大きく違うという現象が発生した。
またNYとロンドンでは扱う金の大きさが異なり、ロンドンの金をNY向けに精錬し直す必要があったことも価格の歪を助長する要因になったという。
こんなことは今まで考えられなかったことだが、HSBCなどはこの影響で、金のトレードでたった1日で200億円も吹き飛ばしたらしい。
プライベートジェットで金を運んで大儲けする方法
インドや中国では、金の現物価格はロンドンよりもかなり安くなっているらしく、金が大好きなインド人や中国人も経済危機の不安から持っている金を換金する人が急増したのも影響している。
相場がパニックなら、安全資産の金のトレードは大儲けできるチャンスなのだが、実際に現物が受け渡しできないリスクがあるので、トレーダーは手を出せずにいる。
プライベートジェットを使えば、インドや中国で安い金を買い占めて、飛行機に積めるだけ積んでNYへ運べば、ノーリスクで大儲けできるチャンス。
●井さんのお友達のパイロットにお願いして金を運んでもらえばどうだろう?
僕の手数料は3%でいいよ(笑)
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