Last Updated on 2022年1月30日 by ぷーやん
2022年4月からTOPIXの対象銘柄が変わるようだ。
内部管理体制に問題がある銘柄が除外される見込みで、日銀ががっつり買っているTOPIX連動ETFの健全性の維持なども背景にあるようだ。
今後、東証一部は「プライム」に名称が変わり、採用銘柄が絞り込まれる。
新しい採用基準として、株式の時価総額を基準に、会計処理などに問題がある企業は外す方針だという。
まあ、これだけ日銀の年金ががっつりとTOPIX銘柄を買っているので、ややこしい会社が紛れ込んでいたらエライ事になるのを恐れているのだろう。
東証一部がプライムに代わることで懸念されるのが、TOPIX指数の値動きの変化だ。
僕のようなシステムトレーダーは、過去の値動きを参考に様々な投資戦略を組み立てるが、値動きの傾向ががらっと変わると少しややこしいことになる。
プライム市場への移行は、株式の時価総額が一定基準以上満たすことが条件で、現状のTOPIX銘柄の中には、時価総額がかなりショボい企業も結構紛れ込んでいるので、そういう意味では、プライムに変更してもさほど影響はないだろうと考えている。
しかし、すっかり官製相場になってしまった日本株のETF市場というのがいびつ過ぎる。
今はまだ株高だから良いようなものの、一旦株が下がり始めたら一番ヤバイのは日銀で、大量に保有しているETFの評価損は莫大になるだろうし、更に長期金利が上がるようなものなら、日本の中央銀行が債務超過になってしまうのは目に見えている。
まるで今の日銀は、薄い氷の上を恐る恐る歩いているような気がしてならない。
やはりこれからは、売りどころを探した方が良さそうである。
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