Last Updated on 2022年1月30日 by ぷーやん
環境破壊する化石燃料の車に警笛を鳴らし、CO2を排出しない環境にやさしいEV自動車を生産するメーカーとして、カーボンニュートラルの最先端を走っているイメージがあるテスラ。
しかしイメージとは裏腹に、実はテスラは環境に全然優しくない会社になってしまったようである。
テスラはビットコインに15億ドル投資し、テスラ車をビットコインでも購入できると発表した後にイナゴがビットコインに群がり、一気に噴き上がったのは記憶に新しい。
そもそもテスラのEVの未来に投資してテスラ株を買っている投資家は、今後、ビットコインの上げ下げでテスラの業績が大きく左右されることに怒っている。
彼らはビットコインに投資する事と、テスラに投資する事が同じリスクなのだと気づいたからだ。
しかし問題はまだある。
ビットコインは環境にやさしいどころか、その実態は環境破壊の源とみなされているからだ。
ビットコインの計算に欠かせないマイニングという作業は、膨大な計算が必要で、恐ろしいほどの電気を食う。
その電気量がどれだけすごいかというと、ビットコイン1回の取引でクレジットカードで40万回決済するのと同じ電気量というから、とんでもなく凄まじい電気量だ。
マイニングする業者は、環境にやさしい太陽光発電の電気ではなく、環境破壊する石炭を使った火力発電の電気を使う。
環境など全く関心のない中国やイランの火力発電の電気は安いので、マイニングするのには最適なのだ。
ということは、つまりテスラは、「環境破壊する石炭を使って発電した電気」を莫大に消費するビットコインに投資している企業となる。
こういう会社が環境にやさしい企業であるはずがなく、環境にやさしいと信じてEVのテスラ株を買った投資家はどうするんだろうか?
テスラ株を売るか、テスラがビットコインを売るか。
もしテスラが投資家の圧力でビットコインを売るようなアナウンスがあれば、ビットコインは環境破壊の急先鋒と位置付けられ、ビットコインの価値は大きく落ちるかもしれない。
ビットコインバブルの崩壊が始まるのか、それとも「そんなの関係ねー」となるのか。
グレタちゃんはこの事知っているのかな?
今日も、「相場は僕のATM!?」に来てくれてありがとうございます。
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