Last Updated on 2024年4月1日 by ぷーやん
日経先物の3月の相場は大荒れだった。
上下に激しく乱高下したその価格差は、何と2800円と凄まじい値幅になり、さすがのドテンモデルもこの急激な乱高下には対応できずに3月は負け越してしまった。
この乱高下の一番の原因は3月のメジャー SQ だ。
オプション取引を絡めた投機家たちの SQ を挟んだ 激しい攻防戦で売り買いが交錯し、短期間で値動きの激しい乱高下に巻き込まれてしまった。こういう動きを見ると相場はやはり怖いものだとつくづく感じる。
↓
SQ絡みとはいえ、短期間でこれほどの激しい乱高下は、マーケットに対する過剰流動性が大きく影響しており、今後もこのような激しい乱高下はかなりの頻度で発生する可能性がある。
トレンドフォローモデルで一番の弱点となる相場が短期の乱高下の値動きであるが、今はボラティリティがかなり大きいので、1トレードあたり損失も大きくなる傾向にある。
2023年末の時点でのドテンモデルの過去の最大ドローダウンは、ミニ1枚あたり35万9000円であったが、今年3月の乱高下に巻き込まれ、44万9000円と過去のドローダウンを更新した。
ただし最大ドローダウンというのは金額ベースで、過去の株価水準が現在のように4万円よりかなり低い水準で推移していた期間のドローダウンの数字が更新したからと言って、現在の株価水準とボラティリティを考えれば全く問題はない。
むしろ株価水準を含めた相場環境においては、今後も金額ベースの最大ドローダウンが更新されるのは当たり前のように起こるということを前提に、運用モデルを走らせる必要がある。
トレンドフォローモデル自体のエッジは全く問題はないので、あとはボラティリティの相場環境に合わせてリスク管理を取り入れた新たな資金管理方法が必要になると考えている。
現在トレンドフォローモデルに最適化した「P の公式」をバージョンアップさせた資金管理システムを作成中なので、近日公開しようと思う
一方スイングモデルの方は、乱高下の動きにも関わらず、こちらは過去の最大ドローダウンを超えることなく、若干のマイナスで終了した
このような激しい値動きを見ているとかなりナーバスになる人もいるかもしれないが、いつまでもこのような乱高下相場は継続するはずもないので全く問題はないだろう。来月以降はドローダウンをきれいに解消してくれるものと考えている
今後の相場の動きが気になるところであるが、最大のバブル相場である米国市場においては、その中でも特に NVIDIA の株がお祭り騒ぎになっているのを考えると 、今後の日米の相場のカギを握るのは NVIDIA の値動きになるだろう。
なにせわずか1日の乱高下で、20兆円もの時価総額が変動するような、もうわけのわからない銘柄である
その気になる NVIDIA の株価は現在ダブルトップを形成し 、そろそろ一服感が出てきたようで、米国市場のお祭り相場はいよいよ終焉に差し掛かっているような感じである。
↓
日経VI指数
日経平均のボラティリティを表す日経 VI 指数は、20ポイントを挟んで激しく上下にぶれている。今の相場環境においては過剰なリスクを取るのは控えた方がいいだろう。
3月成績
2024年 ドテン+スイングモデル(ミニ1枚)
ドテン | スイング | 損益計 | |
2024/1 | 139,500 | -59,500 | 80,000 |
2024/2 | 80,500 | 211,000 | 291,500 |
2024/3 | -284,000 | -38,500 | -322,500 |
スイングモデル・改訂版 -38,500円
ドテンモデル -284,000円
寄り引けモデル -322,500円
【スイングモデル・改訂版】ミニ1枚あたり
-38,500円
大荒れ相場だった割には。スイングモデルの方は傷は浅くて済んだ
ドテンモデルと違い、こちらはポジション保有時間が短いので大きな乱高下に巻き込まれなくて済んだようだ
やはりトレンドフォローのモデルに関しては、短期と長期のポジションを平行に走らせるモデルは、大きなリスクを避けるのに極めて有効な組み合わせだということを実感する
ドテンモデル ミニ1枚あたり
-284,000円
3月は メジャー SQ があり、SQを挟んだ投機家の思惑で激しい乱高下に巻き込まれ、この日だけで大きなマイナスになったのが残念だった。いわゆる交通事故のようなものだが、今後もこのような投機的な動きは十分考えられるので注意しなければいけない。
寄り引けモデル・マザーズ先物 1枚あたり
モデル1 | モデル2 | モデル3 | 計 | |
2024/3 | 36,000 | -29,000 | 35,000 | 42,000 |
新興市場であるマザーズは、東証プライム市場に比べてかなり出遅れ感があったようだが、ここ最近はようやく新興市場の方も流動性が活発になり、かなり動きが出てきた。 その好影響を受けマザーズ先物モデルも利益が順調に回復してきている。
PS
スイング、ドテンモデルにご興味のある方はこちらまで
スイングモデル
ドテンモデル
応援よろしくお願いします!
先物・オプションランキング メルマガ詳細
【オンライン無料相談】
オンライン無料相談始めました。ご自身の運用についてのお悩みや、新しい運用のネタのきっかけを探しておられる方は、お気軽にご相談ください。
【なんちゃってデイトレード】
「なんちゃってデイトレ」では、今回の記事のように海外の商品先物などをフィルタに使ったモデルを公開しています。
【勉強会のご案内】
不定期で資産運用の勉強会を開催しています。
株、ETF、先物、FX等、ジャンルに関わらず、収益機会があればどんな金融商品にも積極的に投資を行い、相場をATMにすることを目的とします。
安定的に最高のパフォーマンスを継続させるには、運用モデルの開発やブラッシュアップを絶えず行う必要があり、新しいアイデアや運用モデル、マーケット情報を勉強会のメンバーと共有します。
勉強会の開催は随時ブログでご案内しますので、ご興味がありましたら是非ご参加ください。
Youtube
Youtubeチャンネルでは、僕の35年間の相場経験から学んだ相場で起こる様々なアノマリーや投資本で紹介された投資法を実際に検証し、その結果を公開しています。少しでもご自分の運用アイデアの足しにでもなればこんなに嬉しい事はありません。是非チャンネル登録お願いします。
———————————————————————-