老後資金を貯めるのに、人気の投資信託で運用するとどれくらい儲かるのか?

Last Updated on 2020年1月14日 by ぷーやん

老後資金を貯めるのに、人気の投資信託で運用するとどれくらい儲かるのか?

将来の不安に駆られ、やりたくもない資産運用だが、背に腹は代えられない思いで、渋々重い腰を上げている人も多いだろう。

老後資金を貯めるのに、人気の投資信託で運用するとどれくらい儲かるのか?

老後2,000年問題がずいぶんとニュースになり、「こりゃ大変だ!」と多くの人たちが騒ぎ出した。

元マイクロソフト社長の成毛さんによると、僕たちアラフィフの世代は、もう2,000万円足らないどころか、地獄かもしれないとツイートしている。

成毛さんは以下のように20年後を危惧している。

「20年後、僕たちアラフィフはまだまだ元気な70歳で、子供は働き盛りの40代」

「今、1億円もっていてもまともな介護を受けるのは困難で、ただでさえ人手不足なのに、介護施設にはいまの何倍もの高齢者が殺到する。20年後、経済発展した東南アジアから介護士が来るのだろうか」

アラフィフという、どストライクな年齢を迎えている身としては、心に突き刺さる。

このままいけば、20年後には若者1.5人で年寄1人を支える構造になるというから、想像しただけでも空恐ろしい・・・

教育費という名のハイリスク・ノーリターン投資

特に今のアラフィフで一番悩ましいのは、子供の教育費だろう。

中学、高校、大学とそれぞれ入学期を迎える子供を持つ親は、通常の塾代でも大変な出費なのに、更に夏期講習や冬期講習の追加出費が襲い掛かる。

さらに複数の学校を受験するための受験料から始まり、入学が決まってからは入学料、授業料へと続き、とどめを刺す・・・

親から見たらまさに恐怖以外の何物でもない。とにかく財布に入った先から、お金が羽を付けて飛んでいく。

避けることができれば、避けたい出費だが、子供の面倒を見るのは親の役目なので、誰もが通らなければならない道でもある。

子供の教育費を「投資」と考えた場合、いささか語弊はあるが、将来のリターンがあるかどうかさえ分からないものに投資をするということになる。

おそらく確率的言えば、利回りがプラスになる確率は恐ろしく低いだろうし、ほとんどが不良債権になるだろう。

しかしそれでも人の親。やるしかないとあきらめている人が大半なのが現実だ。

人気の投資信託に運用を託す

さあ、そこで何とか雀の涙のお金を少しでも増やそうと考えるのが人間の性である。

「こりゃヤバイぞ!もう四の五の言わずに資産運用始めなきゃ!」とパニック状態になっているあなた。

ネットで情報収集して、投資信託の人気ランキングなどを鵜呑みにして、うかつに投資しないようにご忠告する。

お金が増えるどころか、あなたの雀の涙ほどのお金が無くなってしまう可能性すらあるのだから、しっかりと勉強して自分の身は自分で守らないといけない。

ちなみに価格ドットコムのサイトで、人気の投資信託を調べてみた。

しかし価格ドットコムって家電やPCなどの物だけでなく、なんでも比較できるんだね。葬儀代まで比較しているので驚いた。

そしてこちらが人気投資ランキングのベスト5だ。

この中で第3位の「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド」を見てみよう。

運用会社は「ピクテ投信投資顧問」で、日経新聞などにもしょっちゅう1面ぶち抜きの全面広告を出しているので、きっと成績も凄いんだろうなと思って調べてみた。

この商品は毎月分配型なので、分配金を再投資した場合(赤)にて基準額の推移を見てみる。

2005年2月に基準価額1万円でスタートし、現在(2020年1月)20,870円(+108%)

15年の期間で損益が+108%、最大ドローダウンはリーマンショックの時期で、34%となっている。

分配金を毎月受け取った場合は、1万円スタートし、現在は3,054円という感じ。

うーん、派手な広告宣伝の割にはかなり微妙な成績である。

仮に僕のTopix先物システムの成績を、同じリスク(34%)で比較してみると、損益が、+1058%と圧倒的にぶっちぎっている。

まあ、投資信託の場合は、あれだけ派手に宣伝しているので、広告費もバカにならないだろうし、管理費などの固定費も巨額になるので、顧客にはこれくらいのリターンになるのかな。

毎月分配型は、必ずしも儲けたお金から支払われるわけではない

注意が必要なのは、毎月分配型というのは、知らない人は、運用で儲かったお金を分配してくれると勘違いしている人が多いと思うけど、運用でマイナスになっても、分配金は支払われる。

つまり運用で儲かっていようが、損をしていようが、毎月の分配金はあなたの預けたお金から引き出されているので、何も考えずに毎月分配金を受け取っていたら、気が付いたらあなたのお金は1万円がわずか3,000円になっていたという事になる。

これから投資信託を始めようかなと考えている人は、大事なお金のことだからちゃんと勉強しないと、とんでもないことになる。

無料勉強会のお知らせ

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