多くの人がトレードで勝てない重要な問題は、確率を無視して全てのトレードで勝とうとすること

Last Updated on 2020年2月19日 by ぷーやん

多くの人がトレードで勝てない重要な問題は、確率を無視して全てのトレードで勝とうとすること

僕の好きな人物の中に、幻冬舎の見城徹さんがいる。
慶応卒のエリートだが、見た目はとても怖いおっさんだ。

世の中のすべてが確率に支配されている

幻冬舎というのは、見城さんが角川書店のサラリーマンを辞めて、周囲の大反対を押し切って独立、創業した異色の出版社だ。

とにかくうわべだけの人間関係を嫌い、何事にも真剣で、ものの本質を見事に捉える。

合理的な反面、浪花節で、義理人情という言葉はこの人にあるのかと思ってしまう。

そんな見城さんの言葉で、世の中の本質を見事についた言葉があるのでご紹介しようと思う。

確率でわかることなど、ほとんどない。
しかし、ただ一つはっきり言えることがある。 それは世の中のすべてが、確率に支配されていることだ。

人はそれを容易に忘れてしまう。

見城語録より

天才イチローでも何十打席も連続してヒットが出ない時もある

野球で3割3分3厘、つまり33%の確率でヒットを打てる選手は首位打者になれる。
3回のうち、1回ヒットを打てば良い計算なる。一見簡単そうだが、これは実に大変なことだ。

調子が良い時は、5打数5安打で10割の時もあるが、20打席で全くヒットが打てない時期もある。

人間は誰でも目先の調子が良いときは、この状態がずっと続くと勘違いする。
賭け事でも同じ。

勝ち続けると、俺は天才だと勘違いし、負け続けると自暴自棄になる。
良い時もあれば悪いときもあるという、確率の意味が理解できない。

多くの人がトレードで勝てない重要な問題は、確率を無視して全てのトレードで勝とうとすること

多くの人がトレードで勝てない重要な問題は、確率を無視して、全てのトレードで勝とうとすることである。

全てのトレードで勝てるわけなどないのに、何故かトレードではそのような思考がなく、いつも勝つことしか考えていない。

次のトレードが負けることなどゆめゆめ考えた事もないのである。

だから、連敗が重なるともうその方法でトレードすることができずに、違うトレード手法に目移りする。

一貫して同じアプローチが取れないと確率を味方につけることができない

目先の成績に右往左往する人は、いくら売買ルールを決めてもすぐやめるから、そういう人はシステムトレードには向いていないことを早く知ろう。

相場に対して一貫して同じアプローチが取れないので、確率を味方につけることができない。

結果的にいつもババばかり引いてしまうのだ。

トレードが上手な人は、負けを最初から受け入れている人で、確率には逆らえないということを理解している。

相場でお金を残そうと考えるなら、先ずこの事を理解するべきだ。

あなたが今勝ち続けているのは、「たまたま」であり、もし負け続けているのであれば、それも「たまたま」なのである。

世の中のすべては確率に支配されているのだ

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