Last Updated on 2020年2月18日 by ぷーやん
いつものように本屋を徘徊していたら、山崎元のムック本があった。
同じようなシリーズ本が過去にも出されていたようだが、知らなかったので手に取って表紙を見たら思わず噴き出した。
世の中にあるほとんどの金融商品は「やってはいけない資産運用」という地獄
タイトルが、やってはいけない資産運用
書籍やメディアでご存じの方も多いと思うが、著者は運用会社で資産運用分野に長年関わり、現在は金融コンサルをしている人だ。
やってはいけない資産運用の例がこれでもかと紹介されているが、これを読むと、世の中のほとんどの金融商品はクズだということがわかる。
この人はもう金融業界とはしがらみがなくなったんだろうね。少しでも利害関係あったらこういう手の本は出せないから。
銀行や保険、証券会社あたりの営業マンが一番読んで欲しくない本だろうなあ。しつこく勧誘されたら、担当者の前にこの本置いて置けば、魔除けになるかもよ(笑)
以下、資産運用における「あるある」だが、おそらく知らない人も多いのではないだろうか。
金融マンの担当がついたらあなたはカモということです
確かに・・。勘違いして金融の担当者が付くことをステイタスだと思っている人も多いようだがw.。あー、そのうちケツの穴の毛まで抜かれることになるとは、知る由もないのよね。
毎月分配型投信は、元本を食いつぶす情報弱者向け商品
これホントに知らないで入っている人多いんだよね。
僕の前職の会社の副社長さんも「毎月小遣い入ってきて嬉しー」と言って、よくお寿司ごちそうになったけど、まさか自分の預けたお金を食いつぶしているだけだとは夢にも思わず、かわいそうでホントの事言えなかったの。言うとお寿司をおごってくれなくなるから・・
外貨預金はバカ高い両替手数料で利息がふっとぶ
FXやっている人ならスプレッドコストは誰でも知っていると思うけど、銀行のスプレッドコストというのは半端でないのよ。
FXならドル円のスプレッドはわずか0.3pipsなのに 銀行のスプレッドは100pipsとか当たり前だからね。さらに両替手数料まで取るんだから、もう悪魔以外の何物でもないレベル。
保険を売ることしか考えていない来店型保険ショップ
いろんな保険商品を見比べて、「あなたに一番ぴったりの商品をお勧めします!」といかにも親身になって相談に乗ってくれそうだが、あなたにぴったりの商品ではなく、「保険ショップにとってぴったりの商品」を勧めてくれる。保険ショップにとってぴったりの商品とは、いうまでもなく手数料でがっつり儲かる商品のこと。
金融庁もダメ出し、クズ投信を買うだけのファンドラップ
昨日も書いたけど、ファンドラップってホントにエゲつない。鉛筆舐めて寄せ集めたクズ投信を買わされ、手数料もがっつり取られる地獄へのパスポート。
「独自のアルゴリズム」は占いレベルのロボアド
がはは、それを言っちゃお終いだけど、そんなことホントに言っちゃっていいのかなあ。
純金積み立ては手数料ばかり出ていく性悪商品
これもあるあるですね。買うなら一括でドカっと買った方がいいかも。
世界最大のカジノ、FXはゼロサムゲーム
おっしゃる通り・・
タダより高いものはない、銀行・証券の無料相談
東京ビックサイトで開催される資産運用EXPOなんかに行くと、無料相談ブースって沢山あるよね。業者から見たら、カモがネギしょって大挙して押し寄せてくるんだから、ヨダレが止まらんだろうな。
文科省がこの本を教科書にしたら、資産運用で死ぬ人は激減する
書籍の中身は、知っている人は当たり前に知っている内容で、僕のブログにも過去にいろいろと取り上げているが、資産運用をこれから始めようとしている人は、まずこの本を最初に読むことをお勧めする。
恐らく「やってはいけない資産運用」のリストには、あなたが訳も分からず銀行や証券会社やIFAから買わされている商品があるかもしれない。
ではやっても良い資産運用は何かというと、結論から言えば、国内株・海外株インデックス、個人国債、貯金などが良いと書かれている。
まあこれも何だかなあーという気がしなくもないけど。
「日経平均株価って何?」というレベルの人は、まずこれを読んでから運用について考えましょう。
今日も、「相場は僕のATM!?」に来てくれてありがとうございます。
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