【株式投資】日本版エンダウメントは成功するか

Last Updated on 2022年1月30日 by ぷーやん

「エンダウメント」とは、大学が個人や法人から寄付金を募ってファンドを設立し、運用して儲かったお金を大学の運用費用として還元すること。

アメリカの多くの一流大学では運用されているが、いよいよ日本版エンダウメントができるらしい。

4.5兆円のファンドからスタートして、最終的には10兆円の規模まで増やすという。

予定の利回りは年利3%を設定しているというから、このマイナス金利のご時世でこんな数字よく出せるなあと思うのだが、役人の偉い人は妄想するのが好きなのだろう。

年金を運用するGPIF の運用ノウハウをそのまま利用するというが、GPIF自体が怪しいのに、共倒れにならなければいいのだが・・

ちなみに米国の大学のエンダウメントについての過去記事

要は、日本の大学もアメリカの大学を見習ってファンドを作り、外部の運用会社に丸投げしてなんとか稼いでもらい、儲かったお金でイノベーションに繋がる技術を創造する体制を作ろうというもの。

ちなみにアメリカの大学のファンドの規模としては、ハーバードが4.5兆円、エールが3.3兆円の規模だという。

日本の最高学府である東大ですら、しょぼい研究室で頑張っているのを見ると、何とかこのエンダウメントは成功してもらいたいと思うのだが、そもそもお金を出してくれる企業がどれくらいいるのだろうか?

東大も50年債とか発行しているが、利回りの低さと、利息の支払い原資の信頼性などから、大学に対して色眼鏡でみている企業も多く資金調達に苦労しているとも聞く。

日本版エンダウメントも気になるのは、官が主体で動いていること。

役人が主導してまともにうまく行ったことなどほとんどないのは、今までの歴史が証明しているが、二の舞にならないよう祈るばかりである。

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