【株式投資】NYダウの逆張り手法の損益が過去最高値を更新。7月以降絶好調なのはどうして?

Last Updated on 2022年1月30日 by ぷーやん

うまく儲かりそうな運用方法を絶えず探している人は多い。

もちろん僕もその一人だ。

新しいアイデアというのはなかなか簡単には見つからないもので、時間と労力を掛けた割には実を結ばない事の方が圧倒的に多い。

いろんなアイデアを組み合わせることで全く新しい化学反応を起こす場合もあるが、たいていは失敗に終わる。

昔からある有名な投資手法の一つに「ダウの犬投資法」というのがある。

投資理論は極めて単純で、30銘柄で構成されるNYダウから配当利回りの高い銘柄を選び投資するだけ。

この単純戦略によって、個人投資家でも、95%の確率でプロのファンドマネジャーを超越する成績を上げられるという。

真偽のほどはやったことがないので不明だが、結局NYダウは昔からずっと右肩上がりの成長を続けており、その理由は、株価が冴えなくなったショボい銘柄は、成長性の高い銘柄と常に入れ替り、いつもベストの銘柄ばかりが構成されているからである。

更に言えば、わざわざ高配当の銘柄から選ばなくてもNYダウのインデックスを買っていれば、サルでもプロのファンドマネージャーに勝っているのだ。

ダウの犬以外にもNYダウを利用した昔から有名な投資法がある。

NYダウの値動きをフィルターにした、日経平均先物の投資法だ。

過去の僕の勉強会でもご紹介したことがあり、あまり実践している人は多くないようだが、未だに立派に機能している投資法だ。

こちらもやり方はとてもシンプルで、前日のNYダウが上がれば、その日の先物を売り、NYダウが下がれば、その日の先物を買う。

手仕舞いは大引けで、多少ロスカットの工夫は必要だが、このように今でも立派過ぎるくらいうまく行っている。

2007年~2021年12月現在

月次の勝率は60%あり、2007年からの長期間運用でも見事な右肩上がりになっている。

今年の6月には過去最大ドローダウンを更新し、この手法ももはやこれまでかと思われていたが、何とその後不死鳥のように蘇り、7月から一転、鬼のように噴き上げ、現時点において過去最高益を叩き出しているのである。

これはスゴイ。

今年の損益グラフはこのような感じで、7月から急に調子が良くなっているのがわかるだろう。

どんな手法も一貫してやり続ける事の重要さがわかる。

今後もこの状態が続くのかはわからないが、長期間うまく行ってるのは間違いないので、ドローダウンに耐えるメンタルさえあれば、今後もこれ一本で行ける可能性は十分ありそうだ。

長期間うまくいっている手法なので、成績が悪い時期と良い時期の違いをもたらすものが何なのかがわかれば、この手法は更にブラッシュアップできるに違いない。

いろいろと分析すればきっと何か因果関係がつかめるはずだ。

あなたも頑張って見つけてみよう。

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