Last Updated on 2019年12月19日 by ぷーやん
今朝の日経新聞より、
証券会社の自主規制団体である日本証券協会は、海外株式の信用取引を解禁する議論を始めると発表した。
なにグズグズしとんねん、はよやらんかい!
今日は海外株式の信用取引について書いてみる
目次
- 日証協が海外株の信用取引検討
- 海外株の主流はアメリカの株
- CFDはスプレッドが大きすぎて利益にならない
- 米国株のロングショートならやはり米国の証券会社が一番
- 米国株ロングショートの検証
日証協が海外株の信用取引検討
信用取引はお金を借りて株を買う取引で、自分の手持ちのお金の3倍の株を買うことができる。
初心者は絶対にやったらアカン!と投資本には書いてある。
(リスク管理だけの問題で、ちゃんとできる人には効率的なんだが・・)
また、株を買うだけではなくて、株を持っている人から株を借りて売り、その後に株を買い戻すという「空売り」もできる。
株というのは買うだけだと思っている人もいるが、空売りと言って、売りから始めることもできるのが信用取引の特徴だ。
株は上下を繰り返すので、買いばかりだとチャンスが少ないが、空売りもできると、株価が下がる局面でも儲けることができる。
日本株は信用取引ができるが、外国株は現物取引だけで、信用取引ができず空売りもできない。
ロングショートで運用しようとしても、ロングショートは買いと同時に空売りも必要なので、信用取引ができないと、結果的にロングショートもできない。
海外株の主流はアメリカの株
海外株は何といっても米国株が主流。
ロングショートも当然取引対象に考えており、将来的には米国株もがっつり運用したいと思っている。
アマゾンを買って、マイクロソフトを売り、グーグルを売って、アップルを買う、などというロングショートは考えただけでも面白そうである。
CFDはスプレッドが大きすぎて利益にならない
今のところ国内で米国株でロングショートをしようと思えば、CFDを使うくらいしかない。
そこでいろいろと調べたらCFDは手数料は無料だが、スプレッドが思いの他大きく、中長期で保有する運用スタイルなら問題ないが、僕のロングショート手法の価格のひずみを取る運用では、このスプレッドではとても利益など出ないことが分かった。
日本の証券会社で米国株の信用取引が可能になっても、おそらく最初の期間は手数料はそれなりに取られるだろう。
米国株のロングショートならやはり米国の証券会社が一番
手数料にもよるが、あまりに高いと折角外国株の信用取引が国内の証券会社でできるようになってもあまりメリットはないかもしれない。
米国の証券会社なら株の手数料は無料になってきているし、米国株でロングショートやるなら米国で口座を開いてやることになるだろう。
実際に運用してみて、スプレッドや約定の問題などがクリアできれば、米国株のロングショートは極めて強力な商品になるはずである。
米国株ロングショートの検証
ちなみに米国株の手数料が無料だと仮定しての検証をしてみた。情報セクターの5銘柄を対象にロングショートしてみる。
5銘柄は、アドビ、アカマイ、ディズニー、フェイスブック、グーグル
結果はこんな感じ
2014年~2019年11月現在
↓
勝率54.1%、年利13.4%(リスク20%)
たった5銘柄でもまあまあ良い感じなので、日本株と同様に100銘柄前後組み合わせると完璧だろう(笑)
わざわざ日本人がアメリカに口座を開かなくても、日本の証券会社で同じ条件で取引できる日がはやく来ますように。
グズグズしていると、みんなアメリカへ行っちゃうよ。
まとめ
- ロングショートやるには、信用取引口座が必要
- 日本で米国株をロングショートやるならCFD
- CFDはスプレッドコストが大きく、短期的なロングショートには不向き
- アメリカの証券会社は、手数料無料が主流
- 米国株をロングショートするなら、今のところアメリカの証券会社しかない
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