【資産運用】コロナショックで従来の投資ポートフォリオを見直す時期が来た

Last Updated on 2020年3月2日 by ぷーやん

今日から全国のほとんどの学校が休校になるようだが、小さなお子さんがいる家庭は本当に大変だろう。

テレワークが増え東京のオフィスがいらなくなる

テレワークができる会社に勤めている親御さんなら自宅で仕事ができるので良いが、仕事をしている人が皆、自宅で仕事ができるわけではない。

僕の息子が務める会社も、コロナ対策で週2回ほどのテレワークが採用されるようになったという。

息子の職種はウェブマーケティングだが、テレワークで仕事に支障はあるか?と息子に聞いたところ、「なーんにもない。全く影響がない。このままずっとテレワークにしてもらいたい」と言う。

おそらく、息子の様にオフィスに出向いてPCをガチャガチャやっている人達にとっては、テレワークが最適なのだろう。

考えれば、僕のようなトレーダーはずっと昔からテレワークしていたので、何を今さら感があるのだが、コロナがきっかけで勤務形態が変わると、わざわざオフィスに来て仕事をする必要性がないことに皆が気づいている。

今後、コロナウィルスの感染が収束に向かい、通常勤務ができるような環境になっても、テレワークは継続されるだろう。

そうしたら、企業もわざわざ渋谷の高い場所にオフィスを構える必要もなくなり、莫大な経費削減に繋がる。

反面、オフィスを提供する不動産関連企業は、今後かなり厳しい経営環境になるのではないだろうか。

そうすると不動産投資信託のREITなども暴落するし、実際にREITは、市場平均よりもはるかに大きな下落をしている。

一方、安全資産とされる金は、今回のコロナショックのような有事における避難資産だと言われるけど、先週は株式市場が大暴落したのに関わらず、金は上がらずに株と一緒に下がっているという不思議。

なんで?

株が暴落している時こそ金を持っている意味があるのに、一緒に下がっているなら意味ないやん・・

金と日経平均の2007年~の値動きを比較するとこんな感じ

金と株式市場の相関はマイナス0.2程度なので、株の動きとは逆相関ではなく、全く関係ない無相関状態。

「有事の金」という言葉が独り歩きしているが、株式市場と比較した場合には、金はそれほどヘッジに有効な訳ではないのだ。

コロナショックで従来の投資ポートフォリオを見直す時期が来た

株が下がり、金も下がる。じゃあ、どんな方法でヘッジするの?ということになるが、現在のグローバル相場では、ヘッジする対象を決めるのが極めて難しい環境にある。

金を持ち、不動産を持ち、株を持ち、債券を持ち、ドルを持つ。

これだけ資産を分散したポートフォリオなら完璧だろうと思っていたら、マーケットの暴落時に、すべての保有資産も同時に暴落していた、という笑うに笑えない事態にもなる。

こんな暴落局面でも、日本株のロングショート戦略は資産が凹むことなく、安定して運用できるので、メンタルには極めて優しい。

今後の資産ポートフォリオは、従来の型にはまった分散ではなく、トレード戦略の分散によるポートフォリオの方が有利なんじゃないかと最近は強く思う。

あなたの資産ポートフォリオも一度見直してみてはいかがだろうか。

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