Last Updated on 2022年3月27日 by ぷーやん
ガソリンや住宅など生活に関するあらゆるものがクレイジーのように上昇しているアメリカ。
住宅価格に至っては更にすさまじい上昇になっていて、NYなどの大都市では給料の上昇が家賃の上昇に全く追い付かず、次々と街を脱出する人で溢れている。
FRBの理事がワシントンで住宅を買おうとし、「住宅市場はクレージー」と言っていることが現状の凄まじさを物語っている。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN24CRF0U2A320C2000000/
米国長期金利もこのように上昇の勢いが一向に衰えず、米国金利の影響が日本にも波及するのは時間の問題。
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日本の長期金利は、日銀が許容限度としている0.25%を一時的だがついに突破した。
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金利の上昇は、莫大な国債を保有している日銀にとっては、核爆弾並みの破壊力がある。
もし金利がこのまま上昇を続けていけば、日銀の保有する国債が暴落して、恐ろしい程の損失を抱えてしまうことになるからだ。
その為、絶対に金利の上昇を抑え込まなければならない日銀は、0.25%での国債の指オペを実施する予定だ。
つまりこれ以上金利が上昇して国債価格が下がらないように、0.25%の金利で無制限で国債を買うということだ。
おそらく世界の中央銀行でもこうした指オペは異例中の異例だろう。
それだけ日銀は追い込まれ、もう詰みそうなところまで来ている。
金利が株にどんな影響を与えたのか、過去を遡って検証してみた。
2000年~2022年3月現在における、米国債の金利が日経平均株価にどのような影響を与えたかを調べると、途中で傾向が明らかに変化している事がわかる。
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2000年~2011年までは金利が上昇すると株価も上がり、金利が下落すると株価も下落するという順相関であったが、2012年、から様相が変わる。
これは前半の2000年~2011年までのグラフ
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金利と株価は順相関している。
そしてアベノミクス相場で異次元の金融緩和を始めた2012年からこの流れが変わり、金利が上昇しても株価は上がらず、逆に金利が下落すると株価が上昇している。
2012年~2022年
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明らかに異常な金融緩和の影響を受け、金利が下落している期間はとめどなく株式市場にお金が流れて込んでいることが、グラフではっきりと見て取れる。
そして今後の予想であるが、金融緩和の引き締めが本格化すると、2000年~2011年のように再び金利と株価は順相関するのではないかと考えている。
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